『地球上の全ての人を120歳までお連れする』
この言葉は HACARUSが会社設立時に掲げた最初のミッションステートメントです。HACARUSはもともと、AIによる食事指導アプリや関連するハードウェアを作る会社としてスタートし、当初から「健康」を主なテーマとして事業を展開してきました。
そして健康や医療分野だけでなく、製造業などの他の分野にも事業領域を拡大している現在、
『次世代の「はかる」をあらゆる産業へ』
をミッションとし、社名の由来でもある、「はかる」を様々な産業領域で探求しています。HACARUSが手がける「はかる」とは、単にものをはかるだけではなく、はかることによって得られたデータを、AIなどの最新技術によって付加価値の高いものに変えていく、ということを指しています。
医療や創薬分野において、AIの導入やDXを推進することは簡単ではありません。しかしHACARUS は異なる事業領域に取り組む中で蓄積された知見やノウハウを、新しい「はかる」の価値創出につなげ、医療・創薬現場の課題解決に貢献することを目指します。
引用:the Broad Bioimage Benchmark Collection Ljosa et al., Nature Methods, 2012
スパースモデリングは、ビッグデータ不要のHACARUS独自のAI技術です。
少ないデータでも有効かつ優れた解釈性・説明性を持つので、多くの個人データを集めることが難しい医療分野での導入が昨今進んでいます。
これまで医療従事者が行ってきた画像解析による診断や検査をHACARUSが支援し、作業の効率化と負担の軽減を実現することで、医療現場のDXを推進します。
AI技術を用いた画像解析は、医療現場での病気の早期発見や診断、品質検査の自動化、製造プロセスの監視など、多岐にわたる分野での応用が可能です。HACARUSでは、スパースモデリングを活用した画像解析技術を駆使して、医療・創薬領域の革新的な変革を目指しています。
ディープラーニングは膨大なデータが必要であり、推論と結論のプロセスがブラックボックス化されていることが医療分野への応用が難しいと言われていました。しかし、HACARUSのスパースモデリングは、少ないデータでも有効かつ優れた解釈性・説明性を持つので、医療分野への導入を推進しています。
医療の疾病に関するデータは、個人情報の問題があり、匿名化処理をするにしても症例を集めることなかなかできません。症例が希少なものであればますます困難になります。
しかし、多くのデータを集められない、とAIの利用を断念する必要はありません。スパースモデリングなら少ないデータでも高精度の成果を得られます。
AIからの各種サポートがあったとしても、最終的な判断は医療従事者に委ねられます。そのため、AIが解釈性を持ち、「その結論に至った理由がわかる」ことが重要です。
HACARUSのスパースモデリングなら、その根拠もフィードバックできるので、医療従事者がいかにAIを活用して診断結果を導いたかを説明することができます。