HACARUS、新しい福利厚生制度「いつもおおきに制度」をスタート

HACARUS、新しい福利厚生制度「いつもおおきに制度」をスタート

株式会社HACARUS (以下、ハカルス)は、2020年12月より、社員が主体となって企画する新しい福利厚生制度 「いつもおおきに制度(英名 : Okini-Thank you, come again! )」をスタートしました。

 

「いつもおおきに制度」の概要

今回新たにスタートした「いつもおおきに制度」は、HACARUS社員同士で「社員にとって本当に嬉しい福利厚生」を考え、実施していく制度です。社員が自ら内容を考案することで、より活用されやすい福利厚生制度の実現を図ります。リレー形式で各月の「発起人」が指名されるため、社員間コミュニケーションがより活性化されるという効果も期待されます。

 

制度スタートの背景 : 福利厚生サービスの利用実態、「一度も利用したことがない」社員が8割超

ハカルスでは、これまでも福利厚生サービスを全社員に提供してきました。しかし2020年10月に全社員を対象に実施した「福利厚生サービスの利用実態に関する調査」の結果、8割以上の社員が「入社してからこれまで一度もサービスを利用したことがない」と回答しました。

調査結果を受けハカルスでは、社員の要望に合致し、真に喜ばれる福利厚生制度の導入のため「いつもおおきに制度 」の採用を決定いたしました。

 

社員主体の「いつもおおきに制度」、第一回目は “お米手当”

第1回目となる12月は、米を現物3kgずつ支給する “お米手当” が採用されました。

ハカルスは、2019年5月にフィリピンに法人を設立し、現地での採用・チーム拡大を進めてきました。現在では5名のアプリケーションエンジニア および デザイナーが正社員として働いています。

雇用や労務管理に関する法律の内容は、国によって様々に異なります。フィリピンには、非課税の少額手当 (De Minimis allowance) の支給が法律で企業に義務付けられており、その名目として “お米手当” というものがあります。

労務を担当する管理チーム社員は、フィリピンにおけるこの手当について以前から認識していましたが、開発チームやセールスチームに所属する社員には周知されていませんでした。社員の3分の1が外国籍社員が占め、多様性のある組織づくりを大切にしていることから、人事の菊本が発起人となって今回の “お米手当” を実行する運びとなりました。

 

“お米手当” 配給当日の様子

12月10日に実施された、“お米手当” 配給の様子をご紹介します。今回配布されたお米は、代表取締役CEO藤原の実家で作られたお米です。

”お米手当”の配給準備をするハカルス社員

お米の配布準備をする管理チーム社員

 

”お米手当”配布の様子

”お米手当” 配布の様子

 

”お米手当” を手に喜ぶ社員の様子

お米を手に喜ぶ社員の様子

 

ハカルスでは、一緒に働く仲間を募集しています

ハカルスでは、多業種にわたって一緒に働く仲間を募集しています。今回始まった「いつもおおきに制度」の今後の展開が気になる方、また多様性を尊重するHACARUSでの仕事に興味がある方は、ぜひ弊社の採用ページをご覧ください。

 

ハカルスについて

 ハカルスは、AIベンチャーとして、2014年に京都で創業しました。 ハカルスの強みは、少量のデータからの特徴量抽出に優れ、解釈性の高いスパースモデリング技術です。ハカルスでは、このスパースモデリング技術をAIに応用しています。

現在、AIの主流技術となっているディープラーニングは、学習に大量のデータが必要であり、AIの意思決定の過程がブラックボックス化されてしまうという課題を抱えています。また、学習フェーズにおいて大量の計算資源が必要になることから、分析に膨大な時間がかかったり、電力の消費量が多いという課題もあります。

ハカルスは、このようなディープラーニングが抱える課題を独自のAI技術によって解決しています。また、スパースモデリングを使うことにより幅広い業種・業態のAIに関連する課題解決を実現しており、これまで100社を超える企業・団体に対してAI技術の開発や実用化に取り組んできました。今後も、AI技術基盤のさらなる強化と既存サービスの拡販に注力し、更なる事業拡大を目指します。

 

ハカルスの「スパースモデリング」を活用したAI技術の特徴

  • 大量のデータ(ビッグデータ)を必要とせず、ディープラーニングの1/100・1/1000のデータ量でも分析精度が高いAIを構築します。
  • 不良品データ(不正解のデータ)がなくても、少量の教師データ(正解のデータ)でAIが構築できます。
  • ディープラーニングに見られる、分析のプロセスがブラックボックス化する課題を克服し、AIの回答に高い説明性・解釈性があります。
  • 大量のデータを収集する時間が不要のため、開発時間が短縮され、付帯するコストが削減できます。
  • AIを稼働させるための消費電力が、ディープラーニングに比較して1/100以下のエコなAIです。
  • 工業製品やIoT機器・エッジ端末への組み込みが可能です。
  • 画像データ・テキストデータの解析に対応しています。

 

ハカルスのサービス概要

①AIアカデミー

ハカルスが携わってきたAI開発経験をトレーニングプログラムにして提供

プログラムは各企業様のニーズや課題に沿ってカスタマイズすることが可能です。またディープラーニングで解決できない課題をスパースモデリングを使って解決するという独自性が高いプログラムの提供も実施しています。

(プログラム)
・全部門向け AIプランナー育成講座 (集合型研修)
・製薬会社・データサイエンティスト向け
・経営層・経営企画向け
・データサイエンス組織立ち上げ支援

 

②データサイエンスコンサルティング

AI導入に関わる初期作業のアウトソーシングに対応

AI開発は、データ収集、アノテーション(※1)、データ分析、AIモデル開発といった様々なフェーズで構成されておりフェーズによって課題感が異なりますが、ハカルスは開発に関わる幅広い課題をワンストップで解決することが可能です。中長期的な AI 開発プロジェクトを対象に、開発の立ち上げ期からお客様に柔軟にスキルを提供しAI開発を成功に導きます。

 

③SPECTRO(スペクトロ)

独自のスパースモデリングベースのテクノロジーを使った外観検査AI

少データでも精度の高い学習モデルの構築が可能で、不良品データがない場合でも対応できます。また本製品はGPU(※2)を使わず小容量・省スペースで動作できるため、FA(※3)・PC・モバイル機器・FPGA(※4)にも組み込みが可能です。

(ハードウェアが必要ないお客様向けに、検査アルゴリズムを既製品に組み込めるSPECTRO COREも提供しております)

※1.アノテーション
  AIが学習するデータに対して関連する情報を、注釈としてタグ付けすること。

※2 GPU:Graphics Processing Unit
      コンピュータゲームに代表されるリアルタイム画像処理に特化した半導体。CPUに比べ高単価。

※3 FA:Factory Automation
      工場における生産工程などの自動化システム。

※4 FPGA:field-programmable gate array
      プログラムを自由に変更・設定できる集積回路。

 

④SALUS(サルース)

少データで解釈性が高い分析結果が出せる医療系診断支援AI

スパースモデリングの強みである、「少データで高い精度で分析可能な点」や「解釈性が高い分析結果が出せる点」を活かし、症例の少ない疾患でも“診断支援”に活用いただけます。
CT&MRIスキャンなどの医用画像データ、心電図などの時系列データ、患者の病歴履歴を使って、介護者や研究者がより良く、より速く、より安全な治療を提供できるよう支援します。

 

⑤COLIGO(コリゴ)

エッジ端末で軽量動作するアプリケーションを開発・実装

クラウド非接続でもディープラーニングと変わらない精度の学習モデル構築が可能で、FPGA・ARM(※5)などの軽量半導体にも搭載できます。また少ない計算資源で動作が可能なので、消費電力がディープラーニングの100分の1以下と、コストパフォーマンスも非常に高い製品です。

※5 ARM:Advanced RISC Machine
  CPU(集積回路)の一種。消費電力もサイズも小さく様々な機器に搭載できる。

 

株式会社HACARUS

〈会社概要〉

本社       : 京都府京都市中京区橋弁慶町227 第12長谷ビル5階A室

東京R&Dセンター:東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ビジネスタワー15階

設立       : 2014年1月14日

代表取締役    :藤原 健真

資本金      : 1億円

URL       : https://hacarus.com/ja/

 

〈受賞歴〉

①J-Startup KANSAI(2020年10月21日)

②2020 CB Insights AI 100(2020年3月4日)

③JAPAN VENTURE AWARDS(2020年2月25日)

④inVISION TOP INNOVATION 2020(2020年1月22日)

⑤三菱電機アクセラレーションプログラム 2019(2020年1月15日)

⑥Challenging Spirit 部門 大賞(2019年10月18日)

⑦「大学ビジコンのOutstanding Performance(2019年9月20日)

⑧『動物の健康を支える新規事業探索プログラム2018』(2019年7月25日)

⑨NVIDIA GTC(2016年10月25日)

 

 

Takashi Someda

サンマイクロシステムズでエンジニアとしてキャリアをスタート。未踏ソフトウェア創造事業への採択をきっかけに、ベンチャーでのプロダクト開発に携わり続けている。現在はハカルスの CTO として、グローバルな開発チームとともにサービスを成長させるべく日々奮闘中。ソフトウェアとロックと家族を愛する40歳。

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